盲点になりがちな雨どい

2019/10/15

雨水を逃してくれる役割がある雨どい。お家の中では目立ちにくい部分なので、普段はあまりその存在を意識することはないかと思います。でも、雨どいがないと外壁や土台に雨水が伝わってしまって、お家の寿命を縮めることになってしまうのです。

 

日本では雨どいの材料に塩化ビニル樹脂(通称塩ビ)が使われています。安価で加工がしやすい素材なのですが、プラスチックの一種なので劣化もしやすいというデメリットも。自宅の雨どいに穴が空いて水漏れしてしまったり、雨水や雪、溜まったゴミの重みで雨どいが落ちてしまったりという経験がある方もいらっしゃるかと思います。

 

塩ビの雨どいはだいたい15年が耐用年数とされていますが、猛暑やゲリラ豪雨が多い近年では、もっと寿命が短くなっているでしょう。

 

二十二世紀までのこる家」を掲げているエコハウスは雨どいにもこだわっています。材料は壊れにくく錆びないアルミを使用。塗装をして目立ちにくくしたり、ご自分好みの色合いにしたりすることも可能です。

 

ただし、コストが3倍になるというデメリットもあります。これも考えようで、塩ビの雨どいだと劣化にともなう修理費や交換費用がかかることを考えると、長い目でみれば出費は同等か、むしろ塩ビよりも安く抑えられる可能性もあります。

 

家を長持ちさせるために、雨どいの素材まで考える。そんなエコハウスのこだわりを知っていただけると嬉しいです。

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