ドイツの家づくりを日本で取り入れるために

2019/11/5

私たちエコハウスでは、ドイツの家づくりの考え方、ドイツ発祥のエコボードをいち早く取り入れています。

 

今回は環境住宅研究所で住宅の設計を担当している、ドイツにも渡航経験がある設計士に、ドイツの家づくりを日本で取り入れるための工夫について聞きました。

 

Q:ドイツと日本の家はどんなところが違いますか?
A:ドイツの家はほとんどが瓦屋根木製サッシです。耐久性と性能を高めるためにこうした構造になっています。一方、日本でもここ数年でサッシの断熱性を向上させるという流れにはなってきていますが、樹脂サッシが限界。木製サッシはコストが高いため、なかなか普及していないのが現状です。もちろんドイツでも高価なのですが、お金をかけてでも耐久性や性能を高めるという考え方なので、木製サッシが普及しているのではないかと思います。

 

Q: ドイツの家づくりを日本に取り入れるためにしている工夫や難しい点を教えて下さい。
A:エコボード断熱材を最大限に発揮できる設計を心がけています。ドイツの家は日本のように軒下空間が少ないです。雨が多くて高温多湿な日本の気候に合わせた設計に苦労しましたね。

 

Q: デザイン面ではどういうところにこだわっていますか?
A:立地条件に合わせた窓の大きさや配置ですね。あとは、庭を取り込むためのゾーニングにも気を遣っています。

 

Q:ドイツの家づくりで共感できる部分はどこにありますか?
A:無駄がない合理的な考え方に基づいた設計です。それに加えて、長く飽きないデザイン。シンプルな空間であればあるほど、飽きが来ない。そんなところに共感します。

 

Q: ご自身が考えるエコハウスの魅力は何ですか?
A:外壁に通気層がないなど、家をつくるための下地や部材が少ないこと。パーツの点数が少なくなればなるほど、劣化や不具合が生じるリスクが少なくなりますからね。

 

当然ながら日本とドイツは気候や環境が異なりますので、そのままドイツの家を日本に持ってくることはできません。エコハウスでは設計士が実際にドイツに渡って家づくりを学び、日本に適応できるように試行錯誤を繰り返してきました。

 

エコボードをはじめ、ドイツの家づくりのエッセンスをふんだんに取り入れたエコハウスの家。ぜひ、住宅展示場にお越しいただき、その魅力を実感していただきたいと思います。

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