エコボード|100年先まで家をのこすために【前編】

2019/6/18

エコハウスが100年先までのこる家を実現するのに必要不可欠な物。

それは断熱材「エコボード」。

 

家の内壁と外壁の間に断熱材があることで、夏は外の熱が室内に伝わりにくくなり、逆に冬場は暖房の熱が外に逃げにくくなります。中の飲み物の温度が維持できる魔法瓶をイメージしていただくとわかりやすいかと思います。夏は涼しく、冬は暖かい室内環境が実現できるのは断熱材のおかげなのです。

 

日本の住宅ではグラスウールという素材が断熱材として使われてきました。しかし、グラスウールは月日が経つと重力によって垂れてしまったり、湿気にさらされることで劣化してしまったりというデメリットがあります。発泡ポリウレタンも近年ではよく使われていますが、密閉性が高いが故に水蒸気が壁の中に留まってしまい、内部結露を引き起こすこともあります。

そこで、弊社では木を原料とする「エコボード」を採用することにしました。木材は断熱性が非常に高く、鉄の440倍、コンクリートの13倍とも言われています。

 

エコボードで屋根や外壁、床を隙間なく密閉することで、外気の影響を受けない快適な室温が保たれるのです。その効果は厚み12cmで8.2時間持続するとされています。たとえば夜の就寝前に空調を切ったとしても、翌朝の起床時間まで断熱効果が続くのです。

エコボードがあるからこそ、「温度を一定に保つ魔法の家」が実現できるのですね。

 

他にもエコボードの良さはたくさんあるのですが、それは次回お伝えいたします。

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