前回は梅雨でも快適に過ごせる家の条件についてお話しました。常に室内の空気が入れ替わることで、湿気や嫌なニオイを防げるのですね。( https://ecohaus.jp/blog/future/1123/ )
エコハウスの家は自然素材を使ったパッシブ住宅。空気が循環する家なのです。パッシブ住宅とは、ドイツで生まれた省エネルギー住宅の考え方。空気が外から中・中から外に流れる家、外と中の空気が透湿する家のことを指します。
もっと根本的な言い方をすると「なすがままの家」と言えます。自然のままで、高い性能を発揮するのがパッシブ住宅なのです。
現在、日本の家の70%はサイディングなどの石油由来の材料を使っています。こうした素材は安価で気密性が高いのですが、空気を通すことはありません。ビニールハウスの中での生活をイメージするとわかりやすいかと思います。水や空気を一切通さないから、室内に湿気がこもってしまうのです。
前回もお話ししたように、空気が循環する家づくりをするなら、天然素材を使う必要があります。エコハウスでは、木でできた断熱材「エコボード」を使うことで、パッシブ住宅を実現しています。
エコボードを使えば常にお家全体が呼吸しているような状態になるので、嫌な湿気がこもらず、カビや腐食なども起きにくいのです。
これから夏本番。不快な日々が続きますが、エコハウスの家ならジメジメともおさらば。ぜひ、皆さんにもパッシブ住宅の良さを実感していただきたいと思います。