私たちが使っている木の断熱材「エコボード」についてはこれまでもご紹介してきました。でも、実際のところ他の断熱材と一体何が違うのか、どんなメリットがあるのか、ということが気になりますよね。
まず挙げられるのが「水に強い」ということです。
「木=腐る」というイメージはありませんか?
実は木という素材は酸素がある限り腐らないのです。
一般的な住宅で柱や梁などが腐食したり、シロアリが発生したりするのは、木が水を通さない断熱材に覆われていて、内部に湿気が留まってしまうからです。
前々回、前回( https://ecohaus.jp/blog/life/1131/ )の記事でもご紹介したとおり、木は絶えず空気を通します。常に腐食の原因である湿気が外に排出されていれば、腐ることはないのです。
加えて、発泡ウレタンやガラス素材、ウールなどの断熱材は湿気によって劣化してしまいます。長い年月が経過すると、水分を含んで重みが増すことで下に垂れてしまったり、形状が崩れてしまったりといったことが起こります。そうなると、断熱材の役割を果たさなくなってしまうのです。
木であればこうした経年劣化はありません。何十年、何百年でも断熱効果が持続します。
ドイツ生まれのエコボードは、高温多湿な日本にもぴったりの断熱材と言えるのです。
エコボードが他の断熱材と比べて優れている点はまだまだたくさんあるのですが、今日はここまで。今後もエコボードの凄いところを紹介していきます。