家を100年のこさなければいけない理由

2019/7/4

私たちのキャッチコピーは「100年先もずっとのこる家」。

そもそもなぜ家を100年のこさなければいけないのでしょうか?

それには日本の住宅事情や経済事情が大きく関わっています。

 

地球環境を保全するために、「長期優良住宅」「低炭素住宅」が法制化されました。しかし現実には、日本の住宅の20%くらいしか長期優良住宅に対応できていません。

国内に中古住宅は6,000万軒ほどありますが、その多くは長期優良住宅の基準はおろか、1981年に施行された新耐震基準すらクリアできていないのです。実際に中古住宅で安心して長く住める家は15%くらいでしょう。

 

今建てられている多くの家は、25年くらい後に建て替えることを前提とされていて、サイディングボードなど石油由来の材料が多く使われています。こうした材料は安価な反面、経年劣化しやすいというデメリットがあるのです。

 

「メンテナンスフリー」という言葉をよく見聞きしますが、私たちは家を維持するためにはメンテナンスは欠かせないと考えています。メンテナンスフリーというのは建て替えを前提にしているから言えることではないかと思うのです。

 

今、日本人の可処分所得はどんどん減っています。増税や社会保険料アップで、今後ますますこの傾向は顕著になるでしょう。一方で材料費が高騰しているため、住宅の価格はどんどん上昇しています。将来的には今よりもさらに家づくりのハードルが高くなると考えられます。

 

 

そこで、エコハウスでは子どもたちの世代が将来家を建てなくても良いよう、長くのこる家をつくるのが私たちの義務だと考えました。

日本のお寺が何百年ものこっているのは、メンテナンスをしているのと自然素材を使っているからです。エコハウスの家も同じように、劣化しにくい自然素材を使い適切なメンテナンスをしながら100年維持できる家づくりを行っています。「100年大切にしたい」「ずっと住んでいたい」と思っていただけるようなデザインや間取りも意識して設計しています。

 

「100年先もずっとのこる家」には、こうしたエコハウスの想いが込められているのです。

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