ドイツ研修へ【後編】

2019/8/1

前回に引き続き、ドイツ研修のレポートをお送りします。
今回はメインイベントであるグーテックス社での木製断熱材エコボードの研修会と工場見学についてご紹介します。 

 

 

グーテックス社はエコハウスの肝であるエコボードを製造している会社です。ドイツの家は性能重視ですが、それを支えているのがグーテックス社のエコボード。数ある断熱材の中でもトップクラスの品質です。

 

 

当日は2時間ほど座学での研修があり、エコボードの特徴などを教えていただきました。

 
その後、グーテックス社の製造工場にお邪魔しました。特徴的だったのが、エネルギーを自社で賄っていたこと。太陽光発電に加えて、火力発電も自社で行っているんです。

工場の一角に自社発電装置があって、そこでエコボードを造る過程で出た端材を燃やして発電しています。ゼロエネルギーが徹底されていたことに驚きました! 

 

 

今回、ドイツを訪問して感じたこと。それは日本人にはない豊かさがドイツ人にあるということです。シンプルだけど、必要最低限のものが揃っている。几帳面で統一感がある。人も、家も、町並みも、すべてがそんな印象でした。

 

道路交通法であれ、労働基準法であれ、いかなるルールでもしっかり守る。デザインは簡素だけど基準に従って高性能な家を建てる。 

 

 

料理にもドイツ人の心を感じました。「ホワイトアスパラパーティー」というパーティーに呼ばれたのですが、出てくるのはアスパラをボイルしたものと、肉と白ワインだけ。ドイツの料理の特徴は、素材にほとんど手を加えないということ。スーパーでもお惣菜は売っておらず、ほとんど素材のみ。シンプルだけど、素材本来がもつ味を楽しむことを大切にしているようでした。

 

こうしたドイツ人の気質が、エコボードにも反映されているんだろうと思います。

 

非常に学びが多かったドイツ研修。

今回学んだことを、これからお客さまに還元していきます。
 

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